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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈597〉】「ロシアはネット荒らしのプロを雇い、悪質ウイルスをばらまいて偽情報を」とNW日本版

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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈597〉】
「ロシアはネット荒らしのプロを雇い、悪質ウイルスをばらまいて偽情報を」とNW日本版

特集「独裁者とSNS」を掲載したニューズウィーク(NW)日本版 特集「独裁者とSNS」を掲載したニューズウィーク(NW)日本版

 今週の『ニューズウィーク日本版』(12・27)も充実している。特集「独裁者とSNS 偽(フェイク)ニュースの世界」12ページはメディアに関心のある、いや、さほど関心のない読者もぜひ読んでほしい。

 まずフランシス・フクヤマ氏(政治学者)が「『脱真実』が民主主義を殺す」と、ソーシャルメディアの〈ダークな動き〉を警告。

〈狡猾な独裁者たちはネットを操作する方法を学んだ。中国は大量の検閲官を配置したし、ロシアはネット荒らしのプロを雇い、悪質なウイルスをばらまいてソーシャルメディアに偽情報を拡散させた〉〈偽情報が独裁者の武器として利用される〉

 トランプ米次期大統領を例に挙げ、偽りの情報には正しい情報で対応すればいい、正しい情報は必ず勝つと信じてきたが、そうはいかない、とフクヤマ氏。

 〈悲しいかな、この信念はネット荒らしや悪質なウイルスが蔓延するソーシャルメディアの世界では通用しない〉

 エリカ・チェノウェス氏(デンバー大学教授)も独裁者のツールになる危険性を警告。

 〈当初ネット上では匿名性を守れると言われていたが、企業と政府の監視活動でネット上のプライバシーはないも同然になった。いい例がロシアだ。政府が活動家の通信を傍受し、民主化運動を徹底的につぶした。(中略)アメリカでは国家安全保障局(NSA)が令状なしの通信傍受を行い、ヤフーが政府の監視活動に協力していたことが問題になった〉

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