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【電通女性社員過労自殺】高橋まつりさんの悲痛な叫びを世に問うた川人博弁護士講演録(上)「電通鬼十則は即時消すべき」

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【電通女性社員過労自殺】
高橋まつりさんの悲痛な叫びを世に問うた川人博弁護士講演録(上)「電通鬼十則は即時消すべき」

富士の樹海に設置された自殺防止の掲示板について説明する川人博弁護士=11月29日、東京都千代田区、日本記者クラブ(高原大観撮影) 富士の樹海に設置された自殺防止の掲示板について説明する川人博弁護士=11月29日、東京都千代田区、日本記者クラブ(高原大観撮影)

 「最高裁判決が出て翌日にあの判決はCNNで全世界に配信されている。当時、電通としては反省して改革行うと社会でも表明しました。しかし、その後あの判決から約15年。大嶋さんが亡くなったときから約25年を経て昨年新たな犠牲者が発生しました。報道では実名出ていますから申しますが高橋(まつり)さんという方が亡くなりました」

 「経過は、昨年4月に入社。10月に本採用。保険会社のインターネット広告について広告をうったことの影響を分析し、それに基づいて改善策を考えてクライアントと相談することを1週間単位で行うという業務です。加えて本採用になった10月半ばから証券会社も担当になりました。仕事量が膨大となりまして深夜勤務が常態化し、睡眠時間が非常に少なくなった」

 「この会社では公式的な記録、自主的なものと電通での入退館の記録がゲートで残ります。自主申告とは異なり、この記録では翌日勤務の26時、25時とあります。このように極めて長時間の深夜までの労働が行われていた」

 「25日から見ると夕方に出かけて26日はずっとそのままいて27日も会社にいて、という状況が続いていた。このような勤務状態が彼女の心身の健康が損なわれた原因です。クリスマスに亡くなったのですが、実際には10月から11月の段階では自殺念慮が出ていました。『死にたい』と訴えており、他にも鬱病とみられるさまざまな症状がみられました。10月から11月前半の長時間労働が原因です」

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