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【にっぽん再構築 子供が危ない】保育園が開園できない負の連鎖 知らない子の声はノイズか

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【にっぽん再構築 子供が危ない】
保育園が開園できない負の連鎖 知らない子の声はノイズか

 ネウボラと母親をつなぐために国は、ベビー服や哺乳瓶、布おむつなど約50点を詰め合わせた“プレゼント”も用意する。妊婦健診の受診を受け取りの条件にしており、受診率は99%超。それを入り口に支援を行き渡らせ、「産みやすい社会」を実現している。

 世界銀行によると、フィンランドの女性が生涯に産む子供の数の平均(合計特殊出生率)は2014年時点で1・75。先進国の中で高水準を維持している。

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 「希望出生率1・8を実現する」。昨年9月、自民党本部。安倍晋三首相は子育て支援の目標を表明した。希望出生率とは、子供を欲しいと考える夫婦の希望が全てかなうと実現できる水準。だが、日本の合計特殊出生率(平成26年)は1・42にとどまっている。

 「現実」と「希望」の乖離(かいり)。待機児童問題や家計の負担など子育てへの不安から、2人目や3人目を諦める夫婦は少なくない。

 「大きい家族に憧れていた」。フランス・パリで、9~15歳の子供3人を育てる団体職員、アビガエル・ベローさん(47)は話す。同国は1990年代半ばに1・73まで落ち込んだ合計特殊出生率を2014年には1・99とV字回復させた西欧一の出産大国だ。

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