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【にっぽん再構築 子供が危ない】保育園が開園できない負の連鎖 知らない子の声はノイズか

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【にっぽん再構築 子供が危ない】
保育園が開園できない負の連鎖 知らない子の声はノイズか

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 保育所などの騒音対策として厚生労働省は27年度補正予算で、防音壁設置の補助金9億円を計上した。無論、それだけでは根本解決にはならない。

 東京都足立区の「バンビ保育園」では今年3月、近隣の苦情を受けて高さ3メートルほどの防音壁を設置した。

 「ただの防音壁では殺風景」。園長の鈴木圭子さん(69)は壁面緑化の業者に依頼し、パンジーやシクラメンの花で壁一面を飾った。すると近所の人から「きれいね」と声をかけられることが増えた。

 保育園は、行事への地域住民の参加も呼びかけている。「交流がなければ子供の声は騒音ですが、顔を知っていれば『◯◯ちゃん』になる。一緒に考えることが大切では」と鈴木さん。

 向かいにあるコンビニエンスストアでは、毎朝のように立って、登園する子供たちを見守るお年寄りが現れた。「その方は全員の園児の名前と顔を覚えています」。当然、クリスマス会にも卒園式にも、その男性のほほ笑む姿があった。

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