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【政界徒然草】小泉進次郎・自民農林部会長「人寄せパンダ」を卒業?農業改革で手腕アピール 周囲から「出来レース」の陰口も…

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【政界徒然草】
小泉進次郎・自民農林部会長「人寄せパンダ」を卒業?農業改革で手腕アピール 周囲から「出来レース」の陰口も…

自民党の農林関係会合を終え、笑顔で記者団の取材に応じる小泉進次郎農林部会長。右は西川公也氏=10月25日、東京・永田町の党本部 自民党の農林関係会合を終え、笑顔で記者団の取材に応じる小泉進次郎農林部会長。右は西川公也氏=10月25日、東京・永田町の党本部

 だが、西川公也農林・食料戦略調査会長は党の案が固まった24日、記者団に全農改革の進捗状況の検証について「進行管理は農水省中心にやってほしいし、われわれは農林水産省と一緒に実行していくよう努力する」と明言した。

 全農関係者は「奥原次官が辞めればこちらのペースだ」とほくそ笑む。農林族とJA、農水省という選挙と経済政策でタッグを組んできた3者はいわば“身内”であり、全農の自己改革が実効性を伴うかは不透明だ。

 高い知名度を生かし、全農改革の必要性を国民に知らしめた小泉氏の功績は大きい。ただ、自民党の支援団体として長年蜜月関係にあるJAグループにメスを入れることは自民党にとって“諸刃の矢”だ。

 全農の外堀は着実に埋まったとはいえ、安倍政権のこれまでの農業改革と比べ今回の成果は乏しい印象は拭えない。小泉氏の国民的人気と改革への情熱を持ってしても、農業改革が一筋縄ではいかないことが明らかになった。

 農政新時代には「農業の現場が改革の旗手になる」(小泉氏)ことが欠かせない。改革の旗手という看板倒れに終わらないためにも、小泉氏には今回のタフな経験を生かし、JAや改革に慎重な農家にも理解を得る不断の努力を続けてほしい。(政治部 小川真由美)

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