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【にっぽん再構築 子供が危ない】離婚やDV増のツケ…無戸籍者「全国に最低でも1万人はいる」

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【にっぽん再構築 子供が危ない】
離婚やDV増のツケ…無戸籍者「全国に最低でも1万人はいる」

 児相が調査すると、母親は健診の際、保健師に「1人目の子供で育てるのが不安」と相談していた。医師の診察で、乳児のあばら骨に骨折の痕も見つかった。

 事故か、故意か。断定はできなかったが、報告を受けた児相所長は「いったん分離して子供の安全を考えなければならない」と判断した。母親も後日、「そういうことがあったかも」と警察に虐待を認め、最終的に一時保護を受け入れた。

 現在は親子関係の修復(再統合)に向け、児相との面談を繰り返す。

 「一時保護にマニュアルはない」。児相所長は判断の難しさを明かす。

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 一時保護は18歳未満の子供を原則2カ月まで保護者から引き離す緊急処分。保護者の同意は必要ないが、「誘拐」「拉致」などと反発を受けることもある。

 その後の「再統合」を担うのも児相である。もともと福祉機関であり、親との人間関係を作る中で、親子関係を改善させるのを理想とするからだ。

 強制的な一時保護と親子関係の再統合という、相矛盾する役割に葛藤を抱える児相関係者は多い。ある児相職員は「一時保護や警察への通報を行えば親子は引き離され、再統合に向けた道程が険しくなる」と打ち明ける。その結果、“荒療治”に二の足を踏み、ときに手遅れを招くのだ。

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