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【にっぽん再構築 子供が危ない】離婚やDV増のツケ…無戸籍者「全国に最低でも1万人はいる」

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【にっぽん再構築 子供が危ない】
離婚やDV増のツケ…無戸籍者「全国に最低でも1万人はいる」

 ただ、井戸さんは「訴訟の数や匿名での相談数などから推定すると、無戸籍の人は全国に最低でも1万人はいる」と見る。

 無戸籍のまま大人になれば、アパート、携帯電話の契約も難しい。銀行口座も開けず、就ける職業は身元確認を要しないアルバイト、日雇い労働などに限られてくる。冬美さんは両親と同居し、無職だった。

 井戸さんは「無戸籍」について「離婚やDVの増加という現実に、明治時代以来の民法が対応できなくなっている」と指摘、「現代社会全体の傷みを象徴している」と話す。

 「一番悲しかったのは、『あの時こんなことがあったね』という思い出が何一つないこと」。冬美さんの子供時代を取り戻す生活は始まったばかりだ。

     

  「誘拐ではないか!」「子供はどうなるんや」

 近畿地方の児童相談所が虐待の疑われる0歳の乳児を一時保護した直後。20代の母親は泣きながら児童福祉司に詰め寄り、父親は強い口調で抗議した。

 数日前。両親は乳児を医療機関に診てもらっていた。「泣き声が聞こえて振り向いたら、ベッドから床に落ちていた」と母親は説明した。脳内出血が確認されたが、「外傷がないのは不自然」と医師が児相に通報した。

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