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【政界徒然草】引退後も精力的な古賀誠元自民党幹事長のライフワーク「靖国神社A級戦犯分祀」論 関係者は大困惑

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【政界徒然草】
引退後も精力的な古賀誠元自民党幹事長のライフワーク「靖国神社A級戦犯分祀」論 関係者は大困惑

「終戦の日」を前に今年も靖国神社には多くの人が参拝に訪れていた=8月14日、東京都千代田区(松本健吾撮影) 「終戦の日」を前に今年も靖国神社には多くの人が参拝に訪れていた=8月14日、東京都千代田区(松本健吾撮影)

 靖国神社総代を歴任した古賀氏も靖国側の考えは承知のはずだが、分祀論の再燃に意欲を燃やしている。

 九州・沖縄ブロックの関係者はいまのところ、中央本部側に分祀の議論を要求はしないとしている。

 平成26年に福岡県遺族会連合会が靖国神社に分祀を求める決議をした際、ある出席者は「古賀さんの言うことに、面と向かって反対を言えるわけがないですよ」と振り返った。(政治部 奥原慎平)

 古賀誠氏 昭和15年、福岡県生まれ。先の大戦で父がフィリピン・レイテ島で戦死。55年の衆院選で初当選後、連続10期務めた。この間、運輸相、自民党国対委員長、同幹事長、同選対委員長などを歴任。自民党宏池会(現岸田派)の会長も務めた。

 A級戦犯 第二次世界大戦後の極東国際軍事裁判(東京裁判)の被告のうち、「平和に対する罪」で有罪とされた人物。「平和に対する罪」が、3項目ある「戦争犯罪」規定の最初に記載されているため「A級」と称されるが、罪の重さを指す用語ではない。25人が有罪判決を受け、東條英機元首相ら7人が絞首刑に処された。この7人と刑期中に病死した人物ら計14人が靖国神社に祭られている。

 日本遺族会 戦没者遺族の全国組織として昭和22年に日本遺族厚生連盟として発足。28年に財団法人日本遺族会となった。英霊の顕彰や遺族の処遇向上などの事業を行っている。現在の会長は水落敏栄参院議員。傘下の政治団体に「日本遺族政治連盟」があり、首相の靖国神社参拝を求めている。

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