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【政界徒然草】引退後も精力的な古賀誠元自民党幹事長のライフワーク「靖国神社A級戦犯分祀」論 関係者は大困惑

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【政界徒然草】
引退後も精力的な古賀誠元自民党幹事長のライフワーク「靖国神社A級戦犯分祀」論 関係者は大困惑

「終戦の日」を前に今年も靖国神社には多くの人が参拝に訪れていた=8月14日、東京都千代田区(松本健吾撮影) 「終戦の日」を前に今年も靖国神社には多くの人が参拝に訪れていた=8月14日、東京都千代田区(松本健吾撮影)

 靖国神社は昭和53年10月に東条英機元首相ら14人のA級戦犯を合祀した。古賀氏の思いは、合祀を理由に天皇の靖国親拝が50年以降、途絶えてしまい、親拝を復活させるために、遺族会中央本部での採決で、靖国側に分祀を後押しするものといえる。

 古賀氏にとって分祀はライフワークであり続ける。

 古賀氏は遺族会会長だった平成19年に遺族会内に「分祀に関する勉強会」を設置したが、時期尚早との慎重論が多く、議論はうやむやになった。だが、国会議員を引退した後の26年6月にラジオ番組を通じて、安倍晋三首相に分祀を呼びかけ、また、同年10月には福岡県遺族連合会で分祀を求める決議も行った。

 古賀氏の「分祀」の論法は、合祀されているA級戦犯の祭神名票(戦没者調査票)を、祭られる以前の「宮司預かり」の状態に戻すというものだ。

 ただ、神社本庁は分祀を行っても、「元宮の御祭神や祭祀に何ら変わるところはない」との見解を出す。つまり、別の場所に分祀しても、14人は靖国神社にとどまり続ける。古賀氏の考える分祀は「除祀」や「滅祀」といった言葉の方が適切といえる。

 仮に日本遺族会が靖国神社側に対して、A級戦犯の分祀を求める決議を出したとしても、靖国神社側は一度祭った御霊について、「(遺族も含めた)後世の人間の都合によって、みだりに、取り下げたりすることは考えられない」との見解を変えていない。

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