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菅直人元首相、自身も登場の福島第1原発事故映画の上映会で言いたい放題「あと紙一重で私も皆さんも…」「今の体制、全く安心ではない」

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菅直人元首相、自身も登場の福島第1原発事故映画の上映会で言いたい放題「あと紙一重で私も皆さんも…」「今の体制、全く安心ではない」

菅直人元首相(斎藤良雄撮影) 菅直人元首相(斎藤良雄撮影)

 それがわかるのは役人が行ったからといって、あるいは自衛隊が行ったからといって、どのボタンをどうしたらいいかというのは、わからない。

 ただ、もう1つの責任がある。それは、地域住民が避難する、その責任は電力会社にはない。

 その責任は国と自治体が担っている。だから、避難の範囲をどのくらいまで避難するべきだというのを決めたのは、もちろん専門家に聞いた。原子力安全委員会(委員長の)の班目春樹さんに聞いて、この場合、どのくらいまで避難したらいいかと。割と斑目さんは、「いやまだ外国の例だと、2、3キロぐらいでいいんじゃないか、5キロぐらいでいいんじゃないか」と、比較的そんな感じだった。

 今考えてみると、そのあと10キロ、20キロ、あるいは屋外待避まで含めると30キロまで広げた。

 米国はその時点で50マイル=80キロまでは避難するようになっていた。なぜこの差ができたかというと、ほんとうに、ある意味恥ずかしいことなんだが、米国は飛行機で、米軍がモニタリングができる。だから、事故のあとすぐに横須賀でどのくらいの線量があったかわかっていた。

 当時の日本の態勢では、原発の近くは何カ所かあったが、離れたところは県に1カ所ずつしかモニタリングポストがなかった。そういう飛行機でモニタリングするなんていう態勢がない。モニタリングの責任は文科省が持っていたが、その意味では、米国の方がより生のデータを持っていた。だから、あるとき米国から日本は隠していると、これはマスコミからも言われたが、隠しているんじゃなくて、こちらが知らなかった。

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