産経ニュース

【私が見た米大統領選】接近、わずか2メートルで感じた期待感と日米メディア「トランプ叩き」一辺倒の落差 外信部編集委員 黒沢潤

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【私が見た米大統領選】
接近、わずか2メートルで感じた期待感と日米メディア「トランプ叩き」一辺倒の落差 外信部編集委員 黒沢潤

2015年8月30日、米東部ニュージャージー州プレインフィールドのゴルフコースに警備員とともに現れたドナルド・トランプ氏(黒沢潤撮影) 2015年8月30日、米東部ニュージャージー州プレインフィールドのゴルフコースに警備員とともに現れたドナルド・トランプ氏(黒沢潤撮影)

 ただ、彼が米人気テレビ番組「アプレンティス」のホスト役をこなし、メディアの巧みな使い方を知る“希代のエンターテイナー”であることは、米国民なら誰でも知っていた。過激な言説を繰り返し、故意に物議を醸したりすることで、メディアの注目度が高まることを知り尽くしている人物であり、「本心で過激な発言を繰り返しているとは信じていない」(ニューヨーク市民)という声も多かったのである。

 世論調査で「ヒラリー・クリントン氏有利」が報じられた本選直前まで、トランプ氏の主な支持基盤は白人の低所得・低学歴層などとされたが、思慮深いインテリ層の米国人数人は選挙前、筆者に対し、トランプ氏を支持するとひそかに打ち明けており、選挙では一波乱あるとにらんでいた。開票結果は、やはりその通りとなった。

 筆者と接触したニューヨークの男性医師(60代)はトランプ氏支持の理由について、「チェンジ(変革)を派手に掲げて登場したオバマ氏に裏切られたからだ」と話し、「同じ民主党のクリントン氏には絶対、投票しない」と強調した。

 また、名門ハーバード大ビジネススクール卒の男性投資家(60代)は「クリントン氏とウォール街との関係は汚すぎる」と語り、トランプ氏に強い期待を示していた。

続きを読む

このニュースの写真

  • 接近、わずか2メートルで感じた期待感と日米メディア「トランプ叩き」一辺倒の落差 外信部編集委員 黒沢潤

関連ニュース

【トランプ次期大統領】保守系女性論客を安保副補佐官に 国務長官人事は難航か

「ニュース」のランキング