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【経済インサイド】鉄鋼過剰生産の元凶・中国の問題児ぶり健在 解決の切り札「準備会合」ボイコット

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【経済インサイド】
鉄鋼過剰生産の元凶・中国の問題児ぶり健在 解決の切り札「準備会合」ボイコット

湖北省宜昌市の市場にあふれる鋼材。過剰生産能力の削減は遅々として進んでいない(AP) 湖北省宜昌市の市場にあふれる鋼材。過剰生産能力の削減は遅々として進んでいない(AP)

 沈氏は会見で「各国の共同の努力が必要なのに、一部の国はひたすら中国を非難している」と強調。米国などが、中国から輸入される鉄鋼製品に反ダンピング(不当廉売)課税などの対抗措置をとりつつあることについても、「こうしたやり方は適切ではない」と反発した。

 沈氏の言う通り、過剰生産は世界全体で共有すべき問題ではある。だが、その原因となると別だ。

 中国は現在、3億~4億トン分の過剰生産能力を抱えている。世界の過剰能力の実に半分近くだ。過剰設備と国内景気の減速に苦しむ中国メーカーは、投げ売り同然の安値で鋼材を輸出。それが鋼材の国際市況を悪化させ、世界中のメーカーを疲弊させている。「中国が原因の問題」を、「世界の問題」にすり替える論法は、欺瞞(ぎまん)とみなされても仕方がない。

 「過剰生産を世界の問題というなら、なおさら世界各国が集まったフォーラムという場で堂々と主張すればいい」。日本メーカーの首脳は、そうした中国の態度に不満をみせる。

 15日には、パリに続く準備会合が北京で開かれ、今度は中国も参加した。もっとも、参加したからといって消極姿勢を放棄したわけではない。「中国は(フォーラム設立を決めた)G20の議長国で、地元で開催された今回の会合でも議長。さすがに欠席するわけにはいかない」(関係者)

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