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【にっぽん再構築・子供が危ない】「老化」する小中学生 つまづいて骨折 和式トイレでかがめない…

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【にっぽん再構築・子供が危ない】
「老化」する小中学生 つまづいて骨折 和式トイレでかがめない…

埼玉県医師会による運動器検診 埼玉県医師会による運動器検診

 近年、非力な子供用の商品が多く登場している。ある文具メーカーは、通常の学童用(直径約7ミリ)より2ミリ太く、三角形で握りやすい鉛筆を販売。くの字型に開けるものが多い色鉛筆のケースをより弱い力で開閉できるスライド式に変えた会社も。以前のものより4割軽い力で字を消せる消しゴムもある。弱い力で描ける色鉛筆の26年の売り上げは前年比4割増で、需要の高まりをうかがわせる。

 「過保護マーケット」と揶揄(やゆ)される商品の人気は、非力な子供たちを増長するだけだ。

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 「3だ!」。東京・池袋の幼児教室。幼稚園に通う男児(6)はサイコロを振り、出た目の数だけ駒を動かした。ボードゲームで手先を鍛える。2センチ四方しかしないサイコロと駒を、子供らは小さな指で器用につまむ。

 女性講師(50)は「親の多くは危機感を抱きながらも、教え方に悩んでいる」と話す。

 NPO法人、子どもの生活科学研究会の実技調査(30~44歳の男女338人対象)によると、30~34歳で鉛筆を正しく持ち使える人は26%に留まる。35~39歳、40~44歳でもほぼ同じ割合で、子供のモデルとなれる親は4人に1人だ。

 同研究会代表の谷田貝(やたがい)公昭・目白大名誉教授(保育学)は語る。「周囲の大人の教える力も衰えている。子供が自立して生きられるようにするため、今、その責任が問われている」

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