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【高橋昌之のとっておき】審議入りできないカジノ法案 政治は「カジノ=悪」の固定観念から脱却を

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【高橋昌之のとっておき】
審議入りできないカジノ法案 政治は「カジノ=悪」の固定観念から脱却を

ニューヨークのカジノ施設でスロットマシンに興じる観光客(AP) ニューヨークのカジノ施設でスロットマシンに興じる観光客(AP)

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法案(カジノ法案)が、審議入りできる状況にありながら審議入りできずにいます。与党が審議入りを求めているのに対し、野党の民進、共産両党が応じていないためです。背景には「カジノという賭博を新たに認めれば社会に悪影響を及ぼす」という固定観念にとらわれている議員が、与野党ともにまだかなりいるということがあります。

 しかし、私は2020年の東京五輪後もにらんで、成長戦略のひとつとして日本の観光立国を進めるためには、IRの整備とそれに必要なカジノの合法化が欠かせないと考えています。今回はIRへの理解を深めていただくべく、それをテーマに書きたいと思います。

 まず、IRとはホテル、レストラン、ショッピングゾーン、国際会議場・展示場、劇場、スポーツ施設、遊園地などが一体となった施設で、その内部でのみカジノを認めようというものです。カジノがなぜ必要なのか、一言で言えばカネを賭けてゲームをすることが好きな人が多いからです。現に世界でも米国・ラスベガスや中国・マカオ、シンガポールなどがカジノを含むIRによって成功しています。カジノはIRの魅力を高め、集客に大きく貢献しているわけです。

 カジノは現在、約140カ国で合法化されており、多くの国で外国人観光客を誘致するツールとして機能しています。外国人観光客は訪れた国にカネを落としてくれる、すなわちそこから消費、雇用が生まれるわけですから、これ以上の直接的な成長戦略はありません。その国際競争から日本はすでに大きく出遅れているのです。

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