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【ニュースの深層】「店を潰す気か!」厚労省禁煙案に続々反対 病院まで「命短い患者にたばこを…」

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【ニュースの深層】
「店を潰す気か!」厚労省禁煙案に続々反対 病院まで「命短い患者にたばこを…」

受動喫煙のない社会を訴えるロゴ(厚労省提供) 受動喫煙のない社会を訴えるロゴ(厚労省提供)

 協会は今年6月に加盟311施設に「喫煙に関する調査」を実施。敷地内全面禁煙が84%と最も多かったものの、ホスピス・緩和ケア病棟では、3割近い病棟が何らかの形で生命予後の短い患者の喫煙習慣に配慮して、喫煙を許可しているという事情がある。

加熱式たばこも罰則?

 厚労省の案で大きな変更点は、違反者に対し勧告や命令などを行い、それでも義務に違反する場合は罰則の適用を考えていることだ。

 火を使わずに煙も灰も出ない新しいタイプの「電気加熱式たばこ」も、やり玉に挙がっている。厚労省は受動喫煙禁止の罰則対象に含めることも検討しているのだ。同省の担当者は「業界は無煙というが、何が含まれているかをきちんと把握した上で規制対象とするかどうか決めたい」とした。

 発売開始からわずか2年で、200万台のヒットを飛ばした「iQOS(アイコス)」を販売するフィリップモリスジャパンの広報担当者は「煙は出ないが、蒸気には水分とニコチン、グリセリンが含まれている」と説明する。

 この担当者によると、たばこは吸えないが、アイコスなら使用できるという飲食店も増えているといい、有害物質は「9割以上カットできる」と話す。

 厚労省は業界団体を管轄する他の省庁とも調整を重ねており、どこで折り合いを付けられるか頭を悩ませている。

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