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【Viva!ヨーロッパ】EUの対カナダFTA調印も落着せず 混迷にみる「弱体化」、対日交渉にも影

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【Viva!ヨーロッパ】
EUの対カナダFTA調印も落着せず 混迷にみる「弱体化」、対日交渉にも影

10月30日、EUとカナダの貿易協定が調印されたブリュッセルのEU本部施設の外で反対デモを行う市民ら(AP) 10月30日、EUとカナダの貿易協定が調印されたブリュッセルのEU本部施設の外で反対デモを行う市民ら(AP)

 今後のEUの通商政策にも不透明感が漂う。マンデルソン元欧州委員(通商担当)は英メディアでCETAについて、欧州委が譲歩で加盟国に「善意」を見せたにもかかわらず混乱した経緯を受け、「欧州委の権威はさらに損なわれるだろう」と強調。「交渉相手にとっては誰が相手か分からなくなり、交渉は難しくなる」との見解を示す。

 EUは米国と環大西洋貿易投資協定(TTIP)を交渉中で、EU離脱を決めた英国とは今後、新たな協定の締結を目指すことになる。日本とも経済連携協定(EPA)の年内の大筋合意を目指しており、EU首脳会議は10月、欧州委に交渉の促進を求めた。

■TTIPとEPA

 FTAのような関税や貿易面での障壁だけでなく、知的財産の保護や投資ルールの整備なども含めた幅広い通商協定をEPA(経済連携協定)と呼ぶ。TTIPはEUと米国との間のEPAとなる。日米豪など12カ国が参加した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)も、EPAの一種。

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