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【共産党7中総詳報(3)】「中国は大国主義・覇権主義の誤りを是正してほしい」

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【共産党7中総詳報(3)】
「中国は大国主義・覇権主義の誤りを是正してほしい」

共産党の第7回中央委員会総会で話す志位委員長=15日午後、東京都渋谷区の党本部 共産党の第7回中央委員会総会で話す志位委員長=15日午後、東京都渋谷区の党本部

 次に中国の問題だ。第8項では「中国の国際政治の動向に見過ごすことのできない問題点があらわれてきた。少なくとも次の4つの点を指摘しなければならない」と述べている。

 第1は核兵器問題で、中国に深刻な変質が起こっていることだ。中国はある時期までは核兵器(禁止の)国際条約を繰り返し求めてきた。あるいは核兵器を先制使用しないことを求めてきた。私たちは中国が5つの核保有国の中で一定の誇りある態度を取っていることに注目してきた。

 ところがこの数年来、変化が起きている。2009年、当時の胡錦濤主席が国連安保理の首脳会議で行った核兵器問題についての演説がある。この演説は初めて行った形で新しい方向が示される。核兵器廃絶が「究極的目標」とされた。「核兵器禁止条約」という言葉はあるが、これはそれに至る「段階的行動で構成される実現可能な長期的計画」の一つに位置づけられ、はるか未来の課題に追いやられてしまったと。

 そういう中で中国の変質が際だって表れてきたのが、2015年から16年の国連総会で、核兵器禁止条約の国際交渉を現実の日程にのろうとしている動きに対して、中国がP5(国連安保理常任理事国)の一員として反対し、背を向ける態度を取った。

 決議案では「少なくとも核兵器問題については、中国はもはや平和・進歩勢力の側にあるとはいえず、『核兵器のない世界』を求める動きに対する妨害者として立ち現れている。核兵器問題は、外交問題のあれこれの部分的な一つでなく、人類にとって死活的な緊急・中心課題であり、この問題での変質は極めて重大である」と述べている。

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