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【スポーツ異聞】「ファンラン」旋風の日本上陸 市民マラソンはやがてハロウィンになる? 

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【スポーツ異聞】
「ファンラン」旋風の日本上陸 市民マラソンはやがてハロウィンになる? 

戦隊ヒーローの仮装をしたランナーたち=2016年10月23日、長野・軽井沢町(宮崎瑞穂撮影) 戦隊ヒーローの仮装をしたランナーたち=2016年10月23日、長野・軽井沢町(宮崎瑞穂撮影)

 ランニングの楽しみを倍増しようと、「ファン」(楽しみ)と「ランニング」(走ること)を合体させた「ファンラン」がブームの兆しにある。「42.195キロのフルマラソンもみんなで楽しく走れば苦しくない」。交通標語のような言葉に誘われて若年層のランナーの間に浸透している。昨今のハロウィンに見られる仮装ブームのあおりを受けて、派手なコスチュームを身にまとったり、変装して走ったり、年々、過激の度合いを増している。多様化する現代のランニング愛好家に「長距離ナンナーの孤独」の心境は通用しないようだ。

 「月刊レジャー産業資料」(10月号)によると、ファンランの目的は「楽しみながら、ゆるく走ること」。2012年、米国で誕生した。距離やタイムへの執着とは関係なくランニングを楽しみ、プラスアルファのイベントを加味してランナーの入門層を掘り起こした。一緒に走る仲間たちと写真に撮って思い出に残したり、お揃いのコーディネートで気分を盛り上げたりするなど、笑顔になれる要素がたくさんあるという。

 ファンランの主催者は、文化・芸術、レジャーの各イベントがそうであるように、集客力アップを狙ってあの手この手の“仕掛け”を考える。ところが、ファンランの日本上陸が市民マラソンの姿を変えないか危惧する声がある。

 市民マラソン事情に詳しい関係者は「マラソンは仮装行列ではない。公道の使用や交通規制などの協力・理解のもとに成り立ち、沿道で応援する者にとっては共感や感動がキーワードになっている。覆面を付ければ、視界は悪くなり、ランナー同士の接触事故の可能性も出てくる。事故が起きてからでは遅い。マラソンの趣旨をはき違えた行為は自粛すべきだ」と警鐘を鳴らす。

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