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「子供たちを被曝させるのか」「おまえは殺人者」 福島・国道6号清掃のボランティア活動、主催団体に今年も誹謗中傷80件

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「子供たちを被曝させるのか」「おまえは殺人者」 福島・国道6号清掃のボランティア活動、主催団体に今年も誹謗中傷80件

そろいのオレンジ色のTシャツを着て国道6号沿いのごみを拾う高校生たち。「故郷をきれいにしたい」と自分たちの意思で参加した=15日、福島県広野町(野田佑介撮影) そろいのオレンジ色のTシャツを着て国道6号沿いのごみを拾う高校生たち。「故郷をきれいにしたい」と自分たちの意思で参加した=15日、福島県広野町(野田佑介撮影)

 「子供たちを被曝(ひばく)させるのか」「おまえは殺人者だ」-。福島県沿岸部を通る国道6号で今月15日に行われた一斉清掃活動をめぐり、主催団体の関係者を誹謗(ひぼう)中傷するような電話やファクスなどが約80件寄せられた。当日は地元の高校生も参加したが、過度に放射線被曝の危険性を指摘する団体などから、通学する高校にも苦情や抗議があった。「故郷をきれいにしたい」との思いで汗を流した生徒たちも胸を痛めている。

 国道6号は、東京電力福島第1原発が立地する福島県の沿岸部を南北に貫き、地元では「6国(ろっこく)」の愛称で親しまれている。

 清掃活動は「みんなでやっぺ!! きれいな6国」と題し、平成19年から毎年秋に実施されてきた。だが、東日本大震災と原発事故が発生したため、22年から中断していた。

 震災後、国道6号沿いのごみの多さに見かねた地元の高校生たちが、「きれいな6国」の主催団体の1つであるNPO法人「ハッピーロードネット」の西本由美子理事長(63)に開催を要望。昨年10月、5年ぶりに再開した。

 今年は、新地、相馬、南相馬、浪江、富岡、楢葉、広野、いわきの8市町間の9カ所計約50キロで清掃を実施。自らの意思で活動への参加を決め、保護者の承諾を得た県沿岸部の高校生90人以上を含む地元住民や復興事業に携わる作業員など総勢約1500人が集まった。

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