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【高論卓説】小資源国だからこそ核燃料サイクルは不可欠だ! 再処理燃料も使う場所なければ、たまるばかり

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【高論卓説】
小資源国だからこそ核燃料サイクルは不可欠だ! 再処理燃料も使う場所なければ、たまるばかり

廃炉を含めた抜本的な見直し方針の決まった高速増殖炉原型炉「もんじゅ」=福井県敦賀市 廃炉を含めた抜本的な見直し方針の決まった高速増殖炉原型炉「もんじゅ」=福井県敦賀市

 高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県)の廃炉を含めた見直しについて、年内には結論を出すことが、9月22日の原子力関係閣僚会議で決まった。原子力発電所で使用した燃料を再処理して、再び原発で使用するという核燃料サイクルは、原子力発電をベースロード電源と位置付け、また資源の乏しい日本にとっては、欠かせないものである。しかし一般的には、一度使用した核燃料は「核のゴミ」となるのではないかという認識であり、サイクルシステムによる再利用という知識は、ほとんどの日本人に欠落している。 

 使用済み核燃料から新たに生成されたプルトニウムと、燃え残りのウランを再処理し、新たな核燃料(MOX燃料)として製造。その核燃料棒を再度原発で使用することができる。既存の原発では、一部MOX燃料を使用することができる。これを「プルサーマル」という。

 このリサイクル燃料は、3~4回再処理をして使用することが可能であり、それだけ、最終処分の時期を延ばすことができる。小資源国の日本にとって、一度輸入したウランを数十年にわたり活用することができることは、エネルギー安全保障の観点から非常に重要な施策であることは間違いない。もんじゅの判断いかんに関わらず、この核燃料サイクルを含まない原子力政策は、日本では有り得ないとも言える。

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