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【生前退位】タイムリミットはあと2年? 「大嘗祭」の準備に法改正は間に合うのか 12月の天皇誕生日を気にする政府

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【生前退位】
タイムリミットはあと2年? 「大嘗祭」の準備に法改正は間に合うのか 12月の天皇誕生日を気にする政府

即位の礼の一環として行われた祝賀御列の儀の車列。天皇、皇后両陛下を乗せたロールスロイスのオープンカーには、燕脂に金色の菊のご紋章の天皇旗が立てられ、沿道に集まった国民がお祝いの旗を振ってお迎えした=平成2年11月12日 即位の礼の一環として行われた祝賀御列の儀の車列。天皇、皇后両陛下を乗せたロールスロイスのオープンカーには、燕脂に金色の菊のご紋章の天皇旗が立てられ、沿道に集まった国民がお祝いの旗を振ってお迎えした=平成2年11月12日

 昭和64年1月7日午前6時半すぎ、皇居・吹上御所で、昭和天皇は十二指腸乳頭周囲腫瘍(腺がん)によって崩御された。同日午前10時1分、皇居正殿松の間で、三種の神器の天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)などを引き継ぐ「剣璽(けんじ)等承継の儀」が執り行われた。これをもって昭和天皇から皇太子さまへ皇位が継承され、元号は「昭和」から「平成」へと改元。昭和天皇の葬儀である「大喪の礼」は2月24日にて執り行われた。

 皇位継承を正式に内外に伝える「即位の礼」の関連行事は、喪明け後から始まった。

 平成2年1月23日、天皇が賢所に即位の礼と大嘗祭を行う期日を奉告する「期日奉告の儀」が挙行され、2月に、大嘗祭で供える新穀を育てる水田(斎田)を選定する「斎田点定の儀」が行われた。これは亀卜(きぼく)と呼ばれる亀甲を用いた占いで、京都以東から「悠紀(ゆき)田」を、京都以西から「主基(すき)田」をそれぞれ選定する。このときは秋田県と大分県が選ばれた。

 そして、9~10月にかけて新穀を収穫する儀式を行い、11月12日に「即位礼正殿の儀」、22、23日に大嘗祭が執り行われた。

 大嘗祭は、天皇が即位後初めて行う新嘗祭(にいなめさい)のことで、皇位継承で最も重要な儀礼と位置付けられている。天皇陛下が新穀を供えて神々とともに食し、五穀豊穣(ごこくほうじょう)に感謝するとともに、国家・国民の安寧を祈念する。これにより「神格」を得て完全な天皇になるとされる。

 これらの皇位継承に関する儀礼はほんの一部に過ぎず、ほかにも数多く存在している。

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