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【生前退位】タイムリミットはあと2年? 「大嘗祭」の準備に法改正は間に合うのか 12月の天皇誕生日を気にする政府

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【生前退位】
タイムリミットはあと2年? 「大嘗祭」の準備に法改正は間に合うのか 12月の天皇誕生日を気にする政府

即位の礼の一環として行われた祝賀御列の儀の車列。天皇、皇后両陛下を乗せたロールスロイスのオープンカーには、燕脂に金色の菊のご紋章の天皇旗が立てられ、沿道に集まった国民がお祝いの旗を振ってお迎えした=平成2年11月12日 即位の礼の一環として行われた祝賀御列の儀の車列。天皇、皇后両陛下を乗せたロールスロイスのオープンカーには、燕脂に金色の菊のご紋章の天皇旗が立てられ、沿道に集まった国民がお祝いの旗を振ってお迎えした=平成2年11月12日

 政府は天皇陛下から皇太子さまへの皇位継承に伴う重要な儀礼である「大嘗祭(だいじょうさい)」を平成30年11月に執り行う方向で検討に入った。天皇陛下が「在位30年」を節目に退位する意向をにじませられているからだ。ただ、大嘗祭の準備や譲位に向けた法改正議論には2つのデッドラインがある。政府が時間内に難題を突破できるか注目が集まる。

 「戦後70年という大きな節目を過ぎ、2年後には平成30年を迎えます」

 8月8日午後3時、天皇陛下が「お気持ち」を表明されたビデオメッセージはこう始まった。

 天皇陛下は、現憲法下で初めて即位された象徴天皇として望ましい在り方を日々模索してきたことを振り返られた上で、「私が天皇の位についてから、ほぼ28年、この間私は、我が国における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして来ました」と述べられた。

 お言葉の中で天皇陛下は「退位」や「譲位」に一言も触れられていないが、その代わり「あと2年」「28年」などの言葉を使い、在位30年を節目に退位する意向をにじませられている。つまり、政府はあと2年で生前退位への対応を検討しなければならない。

 2年というと十分に時間があるように思うが、皇位を継承するためには数々の儀礼を経る必要がある上に、その準備に多くの時間を要する。まず、昭和天皇から天皇陛下に譲位した経過を振り返ってみたい。

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