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【小池知事定例会見録】
豊洲問題「石原元知事は、まさしく当事者。具体的にお答えいただければ大きな解明につながる」
--報告書の記述に間違いがあったことを受け、報告書の修正などを行う考えはあるのか
「それについては今、会期中でございます。そこは全体をもう1度チェックし直した上で、さらに今回出したのは、自らで、この報告書を作り上げたというところでございますけれども、第2段階としての報告書をまとめることができればと、このように思っております。それによって、1回目の報告書をさらに肉づけした形でお出しできるのではないかと考えております」
--今、第2段階の報告書と言ったが、これはいつごろ出すつもりか
「まず、この定例の議会をしっかりと踏まえた上で出していきたいと思っております」
--市場移転問題で石原(慎太郎)元都知事が書面なら調査に協力するとの意向を示したが、石原元知事に対するヒアリングの必要性をどのように考えているのか
「石原元知事は、まさしく当事者だと思います。ですから、当事者から、これまでの経緯を伺うことは大変貴重であると。そして、先ほどからのさまざまな市場に関係する疑念について、お答えをいただければと思っております。そして、いくつかポイントになる質問をまとめまして、先ほど石原元知事の事務所宛てに発出をしたところでございます。極めて具体的にお答えいただければと、大きな解明につながるのではないかと期待をしているところであります」
--豊洲問題の検証報告書の一部間違いについては、報告だったり、答弁だったりを取りまとめる作業の中で、過失のように起こってしまったとの理解なのか。それとも隠す意図があってと感じているのか
「先ほど申し上げましたように、厳しく申し上げると、やはり遺憾以外の何物でもございません。そしてまた、今、市場担当者にかかっている大変な重責と、それからプレッシャーというものは非常に大きいものがあると思います。もうほとんど休みなく、この問題、そうしてきた原因はわれわれにあるわけではございますけれども、かなり厳しいところだと思います」