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【田中靖人の中国軍事情勢】日本の離島上陸はあるのか 500ミリ装甲貫通の105ミリ砲装備 中国の新型水陸両用戦車の実力を探る

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【田中靖人の中国軍事情勢】
日本の離島上陸はあるのか 500ミリ装甲貫通の105ミリ砲装備 中国の新型水陸両用戦車の実力を探る

2015年9月3日、北京で行われた軍事パレードを前に、市内を走行する海軍陸戦隊仕様とみられる05式水陸両用戦車(ZTD05)=共同 2015年9月3日、北京で行われた軍事パレードを前に、市内を走行する海軍陸戦隊仕様とみられる05式水陸両用戦車(ZTD05)=共同

 自衛隊が東富士演習場(静岡県)で毎年夏に行う実弾射撃訓練「富士総合火力演習(総火演)」ではここ数年、「離島奪還」がテーマになっている。島嶼(しょ)防衛を担う水陸機動団の編成準備が進むなど、「離島防衛・奪還」は近年、注目度が高まっている。だが、現実に自衛隊が直面する可能性の高い仮想敵、特に中国の島嶼侵攻能力については紹介される機会は多くない。今回は、その主力を担う新型の水陸両用戦車の能力を探る。

 ■部隊の更新は完了

 中国軍の着上陸侵攻能力の大枠については、昨年12月上旬の当欄で触れたので、繰り返さない。ただ、台湾陸軍の学術誌「歩兵季刊」の昨年末の論文は、陸軍の水陸両用機械化師団は4個が編成されているとしており、以前紹介した3個師団態勢よりも多いことになる。

 また、論文は、この4個師団と海軍陸戦隊2個旅団(3個旅団とする論文もある)のいずれも、旧式の装備から新型の05式水陸両用戦車(ZTD/ZLT05)と05式水陸両用歩兵戦闘車(ZBD05)への更新を完了したとしている。別の論文は両用師団3個、陸戦隊3個旅団としても総兵力は約6万人、両用戦車は計830両としている。

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