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【黒田勝弘の緯度経度】核武装論の裏に「1994年のトラウマ」があった 「イスラエルに学べ」も飛び出す百家争鳴の韓国 

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【黒田勝弘の緯度経度】
核武装論の裏に「1994年のトラウマ」があった 「イスラエルに学べ」も飛び出す百家争鳴の韓国 

 そこで、「あの時、米軍の軍事行動を認めて北朝鮮の核施設を破壊していたならその後の事態も変わっていただろうに」といって残念がるのだ。歴史に「もし…」は無意味といわれるが、そんな無意味な話に熱を上げるほど欲求不満はつのっているというわけだ。

 米国はブッシュ政権下の2003年に大量破壊兵器疑惑を名分にイラクを軍事攻撃し、フセイン独裁政権を打倒した。後になって、その疑惑はなかったとして米国は国際社会から批判されたが、イラクに比べると北朝鮮の核開発疑惑は証拠付きだった。

 金日成の後を継いだ金正日(ジョンイル)は、「イラクの二の舞い」を極度に恐れ、米国への対抗策として逆に核開発を急いだというのがコトの経過だが、米国も泥沼化した対イラク戦争の教訓もあって対北軍事行動論はその後、後退した。

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