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【北関東怪奇伝説】月明かりの夜にゆらりと姿を変える「化け灯籠」の正体とは? よく見ると無数の刀傷が…

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【北関東怪奇伝説】
月明かりの夜にゆらりと姿を変える「化け灯籠」の正体とは? よく見ると無数の刀傷が…

日光二荒山神社の本殿脇にある唐銅灯籠は「化灯籠」と呼ばれる=栃木県日光市山内 日光二荒山神社の本殿脇にある唐銅灯籠は「化灯籠」と呼ばれる=栃木県日光市山内

 月明かりしかない境内で、夜警の武士が見回りをすると、ひときわ大きく立派な灯篭(とうろう)がゆらりと姿を変える-。栃木県の日光二荒山(ふたらさん)神社(日光市山内)に伝わる唐銅(からかね)製の灯篭は「化(ばけ)灯篭」と呼ばれ、こんな怪異譚(かいいたん)が伝わる。

 もともとは鎌倉時代、13世紀末期に鹿沼権三郎(ごんざぶろう)入道教阿という、佐野氏とも関わりがあり、現在の鹿沼市などで力のあった人物が奉納したとされる。灯篭に刻まれた文章から、同神社の権禰宜(ごんねぎ)、町井康祐さんは「子孫繁栄や商売繁盛を願って奉納したのではないでしょうか。いずれにしても鎌倉時代にこの灯篭を山の上まで持ってくるのは容易ではない。特別な思いがあったはず」と話す。

 本来、厚い信仰心から700年以上この地にあるのだが、その灯篭にはいつしか、「油を入れても入れてもすぐになくなる」「動き回る」「怪しげな姿に変わる」などの噂が立ち、「化灯篭」と呼ばれるようになる。警護の武士たちがこれを怪しみ、斬りかかったとされる切り傷は70カ所以上に上る。実物を眺めると、受け皿の縁の部分に無数の切り傷がついており、武士たちが、上段から垂直に斬りかかったところが想像できる。

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