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【政界徒然草】科学技術で日本は中国に追い抜かれたのか? 肝心の鶴保庸介科技担当相はスピード違反で書類送検され…

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【政界徒然草】
科学技術で日本は中国に追い抜かれたのか? 肝心の鶴保庸介科技担当相はスピード違反で書類送検され…

中国・酒泉衛星発射センターから打ち上げられる量子暗号通信の実験衛星「墨子号」搭載のロケット=8月16日(新華社=共同) 中国・酒泉衛星発射センターから打ち上げられる量子暗号通信の実験衛星「墨子号」搭載のロケット=8月16日(新華社=共同)

 「科学技術を使って自動運転の時代が来ることも考えている。しっかりやらなければ」

 鶴保庸介科学技術担当相は9月6日の記者会見で、集まった記者らに対して言葉にこう力を込めた。

 この言葉だけなら、担当大臣として科学技術の振興に尽くす決意表明として頼もしくも聞こえる。しかし残念なのは、この発言が自らの不祥事に対する釈明の中で飛び出したことだ。

 鶴保氏は大臣就任前の今年7月、大阪府内の高速道路で大幅な速度超過をしたとして、大阪府警に道交法違反容疑で書類送検された。そのため記者会見で進退を問われ、「襟を正してがんばる」と続投を明言した直後に出たのが冒頭の言葉だった。

 最先端の科学技術を自らの釈明に結びつけるセンスに会見場からはため息が漏れ、その後に伝え聞いた政府高官も失笑するしかなかった。しかし、科学技術に対する担当大臣の認識がこの程度にとどまる現実は、もっと深刻にとらえねばならない。

 そのような危惧を抱く背景には、近年顕在化しつつある日本の科学技術力の地盤沈下と、中国の急速な追い上げがある。「科学技術で、既に中国は質量ともに日本を追い抜いた」と断言する識者もいるほどだ。

 完成当時は「夢の原子炉」と期待されたがトラブル続きで廃炉が事実上固まった高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県)や、人為的なミスで3月に運用できなくなったエックス線天文衛星「ひとみ」など、ただでさえ「日本の科学技術は世界最先端」という自負心が揺らぐ事態が相次いでいるところだ。

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