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【河崎真澄のチャイナウオッチ】「阿Q」の呪縛は続いている 魯迅没後80年、生誕135年にして中国社会の病巣はなお変わらず

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【河崎真澄のチャイナウオッチ】
「阿Q」の呪縛は続いている 魯迅没後80年、生誕135年にして中国社会の病巣はなお変わらず

新聞記者らを前に話す魯迅(左端)の姿を再現して上海市内の四川北路に接する多倫路に置かれいる像(河崎真澄撮影) 新聞記者らを前に話す魯迅(左端)の姿を再現して上海市内の四川北路に接する多倫路に置かれいる像(河崎真澄撮影)

 魯迅が心から訴えたかった覚醒を、その後の指導者はどこまで理解したか。

 愛知大学現代中国学部の樋泉克夫教授によれば、新中国成立後の50年代、「いま魯迅が生きていたら」と尋ねられた毛沢東が、「あんなうるさい奴が生きていたら、いまごろは牢獄(ろうごく)か死刑だ」と答えたという。

 かつて上海で魯迅は、中国社会をどう近代化すべきか議論も重ねた。四川北路に接する多倫路に、数人の新聞記者らを前に話す魯迅の姿を再現した像が置かれている。阿Qの呪縛からなお逃れられない現代の指導者。没後80年を契機に、改めて魯迅の声に耳を傾けてみてはどうか。(上海)

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