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【スポーツCatchUp】アスリートの復興支援、95回目 福島県相馬市でたくさんの笑顔 東日本大震災から5年半 風評被害の不安根強く

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【スポーツCatchUp】
アスリートの復興支援、95回目 福島県相馬市でたくさんの笑顔 東日本大震災から5年半 風評被害の不安根強く

9月11日に福島県相馬市で開かれた東日本大震災復興支援事業「オリンピックデー・フェスタ」 9月11日に福島県相馬市で開かれた東日本大震災復興支援事業「オリンピックデー・フェスタ」

 手つなぎ鬼ごっこや、玉入れなどの競技を通じて心がけたのは「一生懸命、力を出す」「全力で楽しむ」「思いやりを持ってコミュニケーションを取る」ことだ。子供たちと力を合わせて声援を送り、汗をぬぐい、勝利の喜びや敗北の悔しさを分かち合う中で、今回もたくさんの笑顔が生まれていた。

 イベント後、津波被害に遭った原釜、尾浜の海岸を訪れた。優しい海の音と心地よい風が、ほどよく疲れた体をふんわりと包み込む。がれきの撤去作業を終えた海辺は穏やかで美しく、漁業も再開していた。

 ただ、同市によると、東京電力福島第1原発事故の影響は依然大きく、安全基準値を満たした魚を出荷しても風評被害によって売れないそうだ。潮干狩りなどで訪れていた多くの観光客も戻ってきていないという。ある被災者は「目に見えないお化けをどうやっつければいいか」と肩を落とした姿が忘れられない。

 まだまだ復興は道半ばだ。震災からの復興を掲げる東京五輪を、もっとたくさんの笑顔で迎えられるように、一人一人ができる支援を継続していかなければいけないと強く実感した。(西沢綾里)

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