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【ローカルプレミアム】洋館で味わう蓄音機の調べ レコードコレクション3000枚 横浜「山手234番館」が10周年記念コンサート

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洋館で味わう蓄音機の調べ レコードコレクション3000枚 横浜「山手234番館」が10周年記念コンサート

レコードを蓄音機にかける山本久子さん=横浜市中区 レコードを蓄音機にかける山本久子さん=横浜市中区

 昭和2年ごろ、横浜・山手に建てられた洋風住宅「山手234番館」(横浜市中区)で毎月1回開催されている蓄音機コンサート「蓄音器で楽しむ午後のひととき」が来月、10年の節目を迎える。コンサートの仕掛け人にして案内人を務めてきた山本久子さん(67)がこの10年を振り返った。(横浜総局 古川有希)

 「この古い館から往時をしのばせる音楽が流れていたら、どんなにすてきだろう」

 10年前、同館のスタッフだった山本さんが蓄音機コンサートを始めるきっかけとなったのは、こんな思いからだった。

 タンゴ好きだった親類の影響で幼少時から音楽を聴いて育った山本さん。結婚を機に仙台から横浜に移り住んでからもレコードを聴くのが至福のひとときだった。自前の蓄音機を持ち込んで来館者にレコードを聴いてもらうと好評だったことから、毎月第2土曜日の午後にコンサートを主宰することを決めた。

 「蓄音機は機械ではなく『音を出す楽器』という思いが強い」と、コンサート名はあえて「蓄音器」とした。

 平成18年9月9日に開催した初コンサートではタンゴだけを紹介したが、「不特定多数の来館者に自由に聴いていただこう」と、クラシックやポピュラーソングもラインアップに加えるように。次第に音楽愛好家が集う場所となり、「この場所で多くの人に聴いてもらいたい」とレコードや蓄音機を寄贈してくれる人も現れた。10年前は300枚ほどだったレコードのコレクションは現在、3千枚まで増えたという。

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