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【検証・文革半世紀 第3部(1)】「黒幕は米国人だ」南シナ海裁定でKFC入店拒否…毛沢東時代に重なる排斥

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【検証・文革半世紀 第3部(1)】
「黒幕は米国人だ」南シナ海裁定でKFC入店拒否…毛沢東時代に重なる排斥

最近の外国排斥事件 最近の外国排斥事件

 北京の改革派知識人は「国内の経済は低迷し、外交環境も悪化している。一連の政策の失敗を、中国を封じ込めようとする米国などの陰謀のせいにしようとしている」と分析した。

 中国では共産党政権を批判するデモは厳しく弾圧されるが、抗議の相手が外国であれば黙認される場合が多い。時には当局によって動員されるデモもある。2008年に北京五輪の聖火リレーがパリで妨害された事件を受けて起きた反仏デモや、12年の日本政府による尖閣諸島国有化に抗議する反日デモは、その代表例だといわれる。

 文革初期の中国は米ソ二大国と同時に対立し、ほとんどの周辺国とも犬猿の仲となった。習近平政権の外交のやり方をめぐり、「毛沢東の時代を思い出す」との声も上がっている。

     

 文化大革命で根付いた価値観は、中国の指導層から庶民に至るまで染みついている。第3部ではこの夏の動きなど最新の事象から「爪痕」の深さを描く。(敬称略)

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