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【リーダーの素顔】「医療崩壊の危機は産業化で乗り切れ」医療法人社団KNI理事長、北原茂実さん

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【リーダーの素顔】
「医療崩壊の危機は産業化で乗り切れ」医療法人社団KNI理事長、北原茂実さん

カンボジアの医療従事者と北原氏。医療の輸出産業化を提唱する北原氏は自ら救命救急センターを構築するプロジェクトを手がけている=カンボジア・プノンペン(KNI提供) カンボジアの医療従事者と北原氏。医療の輸出産業化を提唱する北原氏は自ら救命救急センターを構築するプロジェクトを手がけている=カンボジア・プノンペン(KNI提供)

 国民皆保険制度の廃止や医療のビジネス化といった大胆な改革を提唱し、少子高齢化で危機に直面している日本の医療の再建に取り組んでいる。目標に掲げているのが医療の総合生活産業化。新たなビジネスモデルを自ら考案し実行する、改革の旗手として挑戦を続ける。(滝川麻衣子)

                 ◇

  --国民皆保険制度に警鐘を鳴らしています

 「現行制度はいずれ廃止すべきだと考えています。国が医療の価格を定め、現役世代が所得に応じて財源を負担し、全国同一料金。これは人口構成がピラミッド型で経済成長が右肩上がりの戦後にこそ有効でした。しかし今、私たちは極端な少子高齢化と経済の停滞に直面しています。国が診療報酬の引き下げだけでこの難局を乗り切ろうとするなら、平成42(2030)年には1000万人に迫る医療従事者とその家族、現役世代が貧困化し、経済は破綻します」 

 --超高齢社会に合った仕組みとは何でしょうか

 「医療を自由化し、それ自体で利益を上げられる産業に作り替えることです。潤沢な資金調達を可能にする株式会社化や、相手国の医療体制の構築を支援し新たな医療モデルをつくる、輸出産業化も必要でしょう」

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