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【iRONNA発】リオ五輪の鳴りやまないブーイングと高まるフラストレーション 仲野博文(ジャーナリスト)

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【iRONNA発】
リオ五輪の鳴りやまないブーイングと高まるフラストレーション 仲野博文(ジャーナリスト)

開会式で入場行進する福原愛(手前中央左)と伊藤美誠(同右)ら=5日、リオデジャネイロ(共同) 開会式で入場行進する福原愛(手前中央左)と伊藤美誠(同右)ら=5日、リオデジャネイロ(共同)

 選手へのブーイングも目立つ今大会だが、大会を象徴するブーイングを1つ挙げるとすれば、開会式でテメル大統領代行に浴びせられたものだろう。弾劾裁判の渦中にいるルセフ大統領と、国営石油企業の汚職に関与した疑いが浮上しているルラ前大統領は開会式には出席しないと早々に表明。2人にかわって登場したのがテメル大統領代行だった。テメル大統領代行に対するブーイングは開会式の数日前からネット上で呼びかけが行われており、テメル氏の演説中にブーイングが止むことはなかったが、演説終了後に爆音が鳴り響く花火を使った演出が施されたのは、組織委員会による最大限の配慮だったとも報じられている。景気の低迷や政府関係者の汚職、減る兆しを見せない凶悪犯罪など、多くの問題を抱えたままリオ五輪は開幕したが、リオ五輪のレガシーが「ブーイング」のみで終わってしまうのは悲しすぎる。

仲野博文

ジャーナリスト。甲南大学卒業後、米エマーソン大学でジャーナリズムの修士号を取得。ワシントンDCで日本の報道機関に勤務後、フリーに転身。2007年冬まで、日本のメディアに向けてアメリカの様々な情報を発信。08年より東京を拠点に活動を開始。ラジオでもJ-Wave「Jam The World」のナビゲーターを約4年務め、英BBC系のニュースラジオでは日本から情報を発信。欧米の軍事・犯罪・人種問題を得意とする。

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