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【熊本地震3カ月】NHK武田真一アナが語る災害報道の教訓は… 「本気で命を救うんだという決意を」

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【熊本地震3カ月】
NHK武田真一アナが語る災害報道の教訓は… 「本気で命を救うんだという決意を」

 〈武田アナの現在の肩書は「シニアアナウンサー」。NHKでは、若手アナの指導にも当たっている〉

 これは若いアナウンサーにいつも言っていることなのですが、「本気で命を救いたい」という心構えが大切だと思っています。

 私たちの仕事は、声で情報をお伝えすることだけです。だからといって、声で命を救おうということに懐疑心を持ってはいけないと思うのです。情報をお伝えするだけの立場であるからこそ、その情報で「本当に命を救うんだ」という決意がないと、実感のこもった声、伝わる放送にはならないと思っています。

 アナウンサーは、マイクに、放送に、そして視聴者に一番近いところにいる存在です。災害が起きたときには、一瞬の判断が必要になってきます。

 東日本大震災では、最初の揺れから津波が来るまで、数十分の時間がありました。普段は記者やディレクターと相談しながら放送を行っていますが、緊急報道では、指示を待っているだけでは命が救えません。アナウンサー自身が常に備え、自らの判断で最善の情報をお届けできるようにしておかないといけないと思っています。

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