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【AI新時代(4)】人工知能「りんな」は「かわいいから頑張れ」と応援してくれた…愚痴や悩み相談、塾講師も 何でもできるはずが… 

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【AI新時代(4)】
人工知能「りんな」は「かわいいから頑張れ」と応援してくれた…愚痴や悩み相談、塾講師も 何でもできるはずが… 

 例えば、子供たちの生活パターンを分析し、効率的な学習方法を提案することも可能だ。「月曜日には算数の基礎問題を集中的に学習しましょう」。こんな指示が出される日も遠くないのかもしれない。

 幼児教育分野では今年4月、米IBMのAI「ワトソン」が児童向け番組「セサミストリート」の制作を手がける団体と連携し、子供の脳の発達段階に応じた新たな学習プログラム作成に着手すると発表して話題となった。

 そんな中、教育業界で最も注目を集めているAI活用が、大学受験で採用される記述式問題の採点業務の代行だ。大学側からすれば多くの採点担当者が不要となりコスト削減につながる一方、採点結果は受験生の将来を左右しかねないため、不安視する向きも少なくない。

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 「なぜ報告書に明記されたのか。唐突感がある」

 3月11日、東京・虎ノ門の文部科学省の一室。平成32年度から実施予定の大学入試センター試験の後継テストなどを議論する有識者会合で、委員の1人が新たに採用される記述式問題の採点支援で「AIの活用も検討する」とした最終報告書案に疑問を呈した。

 会合ではAI活用を容認する声も出たが、「実現が不透明な中で導入を決め打ちするのはいかがなものか」といった意見などを踏まえ、同月末に公表された最終報告書で「AI」の2文字は本文から削除され、脚注欄にとどめられた。

 「やはり、人間の機械に対する評価は辛い」。AIを使ったITベンチャー企業「学びing」(さいたま市)の斉藤常治社長は文科省の議論を見守りながらこう漏らした。

 斉藤氏の会社は、数年前にAIを使って記述式問題の答案を採点する技術を開発。実用化の見通しにも自信を得て営業に奔走したが結局、契約にこぎ着けることはできなかった。

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