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【にっぽん再構築・危ない地方議会】識者に聞く(1)都議会が役割を果たすときだ 舛添知事から離れた民意が都議からも離れていく 佐々木信夫中央大教授

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【にっぽん再構築・危ない地方議会】
識者に聞く(1)都議会が役割を果たすときだ 舛添知事から離れた民意が都議からも離れていく 佐々木信夫中央大教授

佐々木信夫氏(長尾みなみ撮影) 佐々木信夫氏(長尾みなみ撮影)

 通年企画「にっぽん再構築」の第3部「地方議会が危ない」(産経新聞紙面上は5月18日~23日付)は、地方議会に対する住民の不信と議員の質の劣化が連鎖する状況をリポートした。地方議会の形骸化は、議会制民主主義の危機でもある。構造的な問題は何か。若手を含めた参加を促し、地方自治の担い手として再生させるには、議員報酬や選挙制度など、どんな改革が必要なのか。識者と現職首長の4人から聞いた。

    

 舛添要一知事の公私混同疑惑で都政が停滞している東京都では、都議会が試されている。党派を問わず都民の代表として、役割を果たすときだ。民意が知事から離れているなら、民意を鏡のように反映する活動をしなければ、都議からも民意は離れていくだろう。

 問題を起こす地方議員が出てくるのは、競争がないから。平成27年の統一地方選は道府県議選で約2割が無投票の当選者。競争率が落ちると、質の悪い者も入ってくる。

 公職にあるという意識が弱い人もいる。選挙に1回通れば4年間は身分安泰という権力のおごりがあるのだろう。日本では地方議員も「先生」と呼ばれる。「何をやっても許される」という“政治家天国”的なところがある。

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