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【ローカルプレミアム】シープ&ドッグショーの生みの親が仕掛ける旅行商品の魅力とは いわて銀河鉄道(盛岡市)

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【ローカルプレミアム】
シープ&ドッグショーの生みの親が仕掛ける旅行商品の魅力とは いわて銀河鉄道(盛岡市)

世界遺産の平泉をめぐるIGRいわて銀河鉄道のツアー。参加者は6時間以上も歩いたが、全員がすべての行程を歩き通した=岩手県平泉町の中尊寺(同社提供) 世界遺産の平泉をめぐるIGRいわて銀河鉄道のツアー。参加者は6時間以上も歩いたが、全員がすべての行程を歩き通した=岩手県平泉町の中尊寺(同社提供)

 岩手県などが出資する第三セクターのIGRいわて銀河鉄道(盛岡市)がこの春から、岩手の文化遺産やゆかりの著名人を再認識できる新しい旅行商品を売り出し、注目を集めている。仕掛け人は同社の旅行部門、銀河鉄道観光の濱戸祥平副所長(49)だ。

 自称「しゃべくり羊飼い添乗員ハマちゃん」で、実際に県北の葛巻町で約30頭の羊を飼っている。小岩井農場まきば園(滝沢市)で、牧羊犬が羊の群を統率する「シープ&ドッグショー」を全国で初めて企画したアイデアマンだ。

 国内の近代酪農の基礎を築いた小岩井農場の120年余りにわたる歴史や、文化財に触れるガイド付きバスツアー「小岩井農場物語」の名ガイドでも知られ、第10回エコツーリズム大賞の受賞にも貢献した。

 大阪生まれの京都育ち。動物と触れ合う仕事がしたいと岩手大農学部に学び、小岩井農場を運営する小岩井農牧に入社、今年2月にIGRに移った。「岩手には魅力的な歴史、文化、自然がある。そのことを、内外の多くの人に知ってもらいたかった。観光客が増えることは、地元の活性化にもつながる」と動機を話す。

 濱戸副所長が企画した新しい旅行商品の特徴は、観光客に多い中高年の知識欲をくすぐる内容になっていることだ。県外向けに企画した厳選大人の旅図鑑「いわて物語」の第1弾は、バスで世界遺産の平泉や橋野高炉跡(釜石市)に加え、小岩井農場を2泊3日で巡る「いわて『三大文化』物語」。

 こうした旅行商品は、ほとんど例がない。県内向けにも、日帰りの「岩手の三大文化」を企画。4月に第1弾「平泉文化」を実施し、中尊寺や毛越寺のほか、無量光院跡や高館義経堂などを専門のガイドの解説を聞きながら、6時間以上も歩いて回った。

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