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【中国経済はどこまで死んだか】人民元が暴れ出す! 死んでるのに死なない経済の謎を解く

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【中国経済はどこまで死んだか】
人民元が暴れ出す! 死んでるのに死なない経済の謎を解く

濃霧に包まれる中国・上海。中国経済の先行きは…=4月14日(AP) 濃霧に包まれる中国・上海。中国経済の先行きは…=4月14日(AP)

※この記事は『中国経済はどこまで死んだか~中国バブル崩壊後の真実』(宮崎正弘×田村秀男×渡邊哲也)から抜粋しました。全国の書店で好評発売中。ネットでのご購入はこちらへ。

モノからカネのチャイナリスクへ

 田村秀男(産経新聞特別記者) 2016年の世界経済最大の焦点は、中国の企業債務問題でしょう。15年は中国の生産過剰が世界のモノの市場を揺さぶりました。次はカネ版のチャイナリスクです。株式を含む世界の市場が中国製債務爆弾に脅かされることになります。

 国際決済銀行によると、15年6月末の中国の企業債務(金融機関を除く)残高はダントツの17・2兆ドル(約2100兆円)。国内総生産(GDP)でアメリカの6割程度なのにアメリカの企業債務12・5兆ドル(約1550兆円)を凌駕しています。膨張速度もずば抜けていて、リーマン・ショック直後の08年末に比べ3・8倍(アメリカ16%増、日本30%減、他の新興国は64%増)。

 党支配の異形市場経済がつくり出した金融バブルです。

 宮崎正弘(評論家) ニューズウィークによれば、中国企業の債務は、対GDP比で約160%です。我々は一貫して中国はバブルだから危ない、危ない、と言ってきたわけですが。

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