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【田中靖人の中国軍事情勢】実は侮れない中国海軍の新型機雷…もし大量敷設でシーレーンを封鎖されたら?

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【田中靖人の中国軍事情勢】
実は侮れない中国海軍の新型機雷…もし大量敷設でシーレーンを封鎖されたら?

海上自衛隊は、硫黄島沖での機雷処分訓練を報道陣に公開した。潜水士が海面に仕掛けられた機雷に近づき起爆装置をセット。約5分後、轟音とともに約100メートルの水柱が上がり、機雷が除去された =24日午前、東京都小笠原村の硫黄島 (松本健吾撮影)【撮影日:2015年06月24日】 海上自衛隊は、硫黄島沖での機雷処分訓練を報道陣に公開した。潜水士が海面に仕掛けられた機雷に近づき起爆装置をセット。約5分後、轟音とともに約100メートルの水柱が上がり、機雷が除去された =24日午前、東京都小笠原村の硫黄島 (松本健吾撮影)【撮影日:2015年06月24日】

 中国初の空母「遼寧」や中国版イージスなど、いわば華々しい水上艦艇の一方で、中国海軍が着実に開発を進めている兵器がある。人目に付かず水中で敵の艦船を待ち構える「機雷」だ。安価でありながら、物理的な破壊だけでなく心理的な威嚇を伴い、戦略的な価値は高い。米軍の行動を阻む接近阻止・領域拒否(A2AD)の重要な一翼を担う機雷に、周辺諸国は警戒を強めている。

幅広い効果

 機雷による経済封鎖の効果は過去に証明済みだ。台湾海軍が発行する「海軍学術双月刊」の2015年8月版に掲載された論文によると、先の大戦末期の1945(昭和20)年3月、米軍が発動した「飢餓作戦」では、爆撃機や潜水艦で日本の港湾周辺や航路に敷設された1万2035発の機雷により、商船670隻125万トンが撃沈され、輸送能力の62・5%が失われた。終戦までのわずか半年で、日本の港湾に出入りできた船舶は85万トンから15万トンに減少し、海上輸送はほぼ窒息状態となった。

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