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試作ロボット展示会にみるニッポンの未来 「次」を担う研究…介護、子育て、福祉の現場に福音は届くか

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試作ロボット展示会にみるニッポンの未来 「次」を担う研究…介護、子育て、福祉の現場に福音は届くか

「超軽量パワーアシストスーツ」を装着し抱きかかえる作業のデモンストレーション=18日、東京都中央区(柳原一哉撮影) 「超軽量パワーアシストスーツ」を装着し抱きかかえる作業のデモンストレーション=18日、東京都中央区(柳原一哉撮影)

両手を使わない自動歯磨きロボ

 会場で評判だったのは、早大先進理工学研究科の栄田源さんらの「口腔(こうこう)ケア補助ロボット」だ。介護の現場を悩ませる歯磨きについて一つの解決策となる研究という。

 マウスピースのような形状の歯ブラシを口に入れ、小刻みの振動で磨く仕組みで、両手はまったく使わない。ただくわえるだけだが、手で磨いた場合の7割も汚れが落ちるという。

 歯周病にかかると食事がとりづらくなる危険性が高まるのに、両手が不自由で自力で磨けなかったり、介護士の手を借りるのを嫌う高齢者も少なくなかった。介護士も手が回らず後手に回ることが多いとされ、早大の石井裕之准教授は「機器をポータブルにして早期実用化を急ぎたい」と話す。 

1万円台目指す「軽量パワースーツ」

 介護現場で活躍が見込まれるロボットでは、法政大学大学院理工学研究科、小林稔彦さんらの研究による「超軽量パワーアシストスーツ」があった。ベストの背面に取り付けた「人工筋肉」を圧縮空気で収縮させ、人の背中の筋肉を補助する仕組み。例えば、体重50キロの要介護者を抱きかかえる作業では、30キロを持ち上げるくらいの力で済むという。

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