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【安倍政権考】「日本死ね!!!」ブログに政府・与党がここまで右往左往してよいのか?

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【安倍政権考】
「日本死ね!!!」ブログに政府・与党がここまで右往左往してよいのか?

認可保育所の視察で園児のお遊戯に参加する加藤勝信1億総活躍担当相=3月12日、大阪府枚方市(桑原雄尚撮影) 認可保育所の視察で園児のお遊戯に参加する加藤勝信1億総活躍担当相=3月12日、大阪府枚方市(桑原雄尚撮影)

 「今の『保育園落ちた日本死ね!!!』ということについて私は承知していないが、かつまた匿名ということなので、これが実際どうなのかは匿名である以上、実際にそれが本当かどうかを含めて私は確かめようがない」

 2月29日の衆院予算委員会で、民主党の山尾志桜里氏に待機児童問題を訴える匿名ブログへの認識を問われた安倍晋三首相は、いらだちながらこう答弁し、政権として保育所増設のペースを加速していることや保育士確保に全力で取り組んでいることを強調した。

再三の揚げ足取りにぶち切れ

 首相が切れ気味に答弁したのは、昨年11月の講演で首相が女性の就業者数増の結果、待機児童数が増えたことを「その意味でうれしい悲鳴だ」と表現したのに対し、山尾氏から再三、国会で「不適切だ」と追及され、「揚げ足取りだ」と強い不満を抱いていたからだ。この日も山尾氏はブログの質問の直前に、首相の「うれしい悲鳴」発言を取り上げていた。

 さらに、ブログの内容も火に油を注いだ。ブログでは、子供を保育所に入れるための「保活」に失敗し、離職の危機にあると境遇を説明。首相が実現を掲げる1億総活躍社会に絡めて「私活躍出来ねーじゃねーか」と怒りをぶちまけた。

 ブログの指摘に対し、首相は「これは実際に本当に怒ってるのかどうか、われわれも確認しようがないから、これ以上議論のしようがない」と答弁。委員室では「中身のある議論をしろ」「誰が書いたんだ」とやじも飛んだ。

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