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【民維合流をぶった斬る!(1)】政治評論家・浅川博忠氏「綱領示せねば55年体制の社会党みたいな対案なき野党の道を進むことに…」

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【民維合流をぶった斬る!(1)】
政治評論家・浅川博忠氏「綱領示せねば55年体制の社会党みたいな対案なき野党の道を進むことに…」

政治評論家の浅川博忠氏 政治評論家の浅川博忠氏

民主党と維新の党は3月27日の結党大会に向けて協議を進めている。民維新党をどうみるか、政治評論家の浅川博忠氏に聞いた。

 ◇ 

 今回の民主党と維新の党の合流は、平成15年の民主党と小沢一郎党首が率いる自由党との『民由合併』とは違うんです。その違いは、民由合併の時は、自民党が下り坂。いわゆる安倍晋三さん、福田康夫さん、麻生太郎さんが無責任な形で首相を辞めたでしょ。下り坂の自民党に代る政党をつくろうということで、民由合併を果たし、上り調子で政権獲得までに至ったわけですよ。

 それに比べて、今回はね、民主党政権時代の失政という負の遺産を引きずっている。1強多弱の中、弱いから参院選に向けて数合わせをしようという野合的な要素が表に出てきている。

 いまの安倍政権は民主党政権の負の遺産のおかげで、それなりの支持率を得ているところがあるでしょ。かつての民由合併はゼロからスタートしてプラスになったが、今回はマイナスから出発するハンデを背負っているんですよ。だからね、世論は民由合併当時のように支持をしないと思いますよ。

 民主党内には合流消極論者がいて、かつて民主党を出て行った奴がいるじゃないか、という点に加えて、維新の江田憲司前代表の存在を警戒しています。江田さんは先を読む政治家だから、今回の合流のために自分はあえて代表を辞めた。合流が失敗しても自分は責任を負わないように逃げられるし、うまくいけば小沢一郎氏のように「小が大をのみこむ」構えが見え隠れしているところを警戒しているわけです。

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