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【スゴ技ニッポン】風まかせの風力発電を安定供給できるか? 空気を使って電力を貯蔵 神戸製鋼所などが開発へ

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【スゴ技ニッポン】
風まかせの風力発電を安定供給できるか? 空気を使って電力を貯蔵 神戸製鋼所などが開発へ

神戸製鋼所が開発に着手した空圧電池ユニットのイメージ図 神戸製鋼所が開発に着手した空圧電池ユニットのイメージ図

 空気を使って電力を貯蔵する圧縮空気蓄電システム(CAES)の開発に、神戸製鋼所は早稲田大学スマート社会技術融合研究機構、エネルギー総合工学研究所と共同で着手した。風量や風向きなどによって発電量が不安定な風力発電の出力変動の抑制や、電力需要のピークシフトなどの平滑化・平準化を実現する新技術として、実用化が期待されている。

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 「CAESは余剰電力を貯められるので、風力発電を風任せから計画的なものに変えられる」。開発に取り組んできた松隈正樹・神鋼テクノ産機本部開発室理事はCAESのメリットをこう強調する。

 CAESは、揚水発電と同じ力学的エネルギー貯蔵と位置づけられる。蓄電池やリチウムイオン電池といった化学的電池と比べると、電池のような能力劣化による寿命はほぼなく20年以上持つ。また燃えないし、危険な化学物質もないため安全なうえ、有害物質・劇物や希少金属も含まず廃棄性に優れる。ただ充放電効率(60~65%)や設置面積では劣る。

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