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【異能の人・みうらじゅんに聞く】「完全に自分をなくすと、すごく爽快」「ブームはいつも誤解から生まれる…」

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【異能の人・みうらじゅんに聞く】
「完全に自分をなくすと、すごく爽快」「ブームはいつも誤解から生まれる…」

事務所の秘書こと「絵梨花さん」(左)と、みうらじゅんさん 事務所の秘書こと「絵梨花さん」(左)と、みうらじゅんさん

 例えば、所在なげで哀愁漂う地方のマスコットが気になる。キャラクターの中にはどうしようもないやつがいる、と世に知らしめたくても、適当な言葉がない。そこでまず「ゆるキャラ」と名前をつける。次に「こんなに面白いものが、流行らないわけがない」と自分を洗脳すべく、全国でゆるキャラを大量に撮影し、関連グッズを収集。好きだから買うのではなく、買って圧倒的な量が集まってきたから好きになる。人は「大量」に弱いことが、長年の経験でわかった。全国の「もらってもうれしくないもの」=「いやげ物」も、どこかの土産物屋よりも集めましたからね。自分の常識で「いらねえな」「誰が買うんだろう」と疑い出す前に、レジに走って金を使う。高ければ高いほどクラクラきます。

 DS状態になると、ある日、超えてることがある(笑)。例えば「とんまつり」。和歌山県日高川町の「笑い祭」など、全国の奇祭を「とんまつり」(とんま+まつり)と名付けて全国各地を回り、『とんまつりJAPAN』(集英社文庫)にまとめた。

 あるとき五島列島(長崎県)のとんまつりを見に行って、カメラとビデオ2台で必死に撮ってたら、いつのまにか、まつりの最前列まで出ちゃってたみたい。夕方、旅館に戻ってテレビを付けると、地元のローカルニュースに俺がDS状態で映り込んでた! そこで思ったよ。「ああ俺、好きなんだな」と。完全に自分をなくすと、すごい爽快。そこに追い込むには時間がかかるけど。

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