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【石平のChina Watch】ジョージ・ソロス氏に「経済のハードランディング」を指摘され、逆ギレした中国の狂乱ぶり…

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【石平のChina Watch】
ジョージ・ソロス氏に「経済のハードランディング」を指摘され、逆ギレした中国の狂乱ぶり…

スイスで開かれた「ダボス会議」。ソロス氏の発言に中国は激しく反応した=1月23日(AP) スイスで開かれた「ダボス会議」。ソロス氏の発言に中国は激しく反応した=1月23日(AP)

 結局、政府公表の経済成長率以外の、すべての統計数字を照らし合わせてみれば、15年の中国経済は事実上、0%成長に近い水準にあったことはほぼ断言できよう。

 それでは、今年の中国経済はどうなるのか。

 今月1日、国家統計局が発表した1月の購買担当者指数(PMI)は49・4で、昨年12月より0・3ポイント悪化した。新年早々の不吉なデータは、今年の中国経済の不安な先行きを表しているといえよう。

 こうした中で、中国経済問題に関するひとりの外国人の発言が、中国国内で騒動を引き起こすこととなった。

 1月21日、米の著名な投資家のジョージ・ソロス氏は世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で「中国経済のハードランディングは不可避」と発言し、アジア通貨の空売りをも宣言した。

 2日後の23日、新華社がそれを取り上げて厳しく批判したのをはじめ、「ソロス発言」への中国メディアの一大批判キャンペーンがスタートする。25日、人民日報海外版は「中国を空売りする者は必ず敗れる」との論評を掲載。26日には新華社が再び、ソロス発言をやり玉にあげて、彼のことを「視力障害」だと揶揄(やゆ)した。

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