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【デートDV】「今日はイヤなのに体を求められて…」「ケータイのメール見られた」 “暴力”後の「優しさ」に騙されないで

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【デートDV】
「今日はイヤなのに体を求められて…」「ケータイのメール見られた」 “暴力”後の「優しさ」に騙されないで

 改正ドメスティックバイオレンス(DV)防止法が一昨年に施行され、配偶者間だけでなく、同居する恋人からの暴力も保護の対象になり、交際相手による「デートDV」の実態が注目されるようになった。身体的暴力はもちろん、異性との電話やメールを禁止するなど相手を束縛する行為も心を傷つける暴力。専門家は「自分を守るんだという強い気持ちを持って行動して」と訴えている。(櫛田寿宏)

「まあいいか」

 関東地方に住む井上みどりさん(17)=仮名=は昨春、高校入学と同時に、別の高校に通う同学年の男子高校生と交際を始めた。最初は優しかったが、次第に井上さんを殴るようになった。「嫌だったけれど、好きだから許さないといけない、と考えていました」と井上さんは振り返る。暴力を振るった後は必ず、「ごめんね。俺が悪かった」と謝ってきた。「まあ、いいか」。井上さんもそれを許していた。

 しばらくすると、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で誰とどんなやりとりをしているのか見せるよう強要してくるようになった。拒否していたが、「やましいことがないならいいだろう」と言われると断り切れなかった。

 相手との関係に疑問を持ち始めた頃、インターネットでDV被害者の支援団体があることを知り、すぐに連絡。自分が被害者であることを認識した井上さんは、男子高校生に会うことをやめたが、待ち伏せされることなどを恐れ、家に閉じこもりがちになった。「今でも電話がかかってくる。怖いけど、もう関わりたくない。後悔しています」

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