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【月刊正論】門田隆将 国民の命を守ることが憲法違反なのか? 「内なる敵」のため迷走し続ける邦人救出問題

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【月刊正論】
門田隆将 国民の命を守ることが憲法違反なのか? 「内なる敵」のため迷走し続ける邦人救出問題

門田隆将氏  門田隆将氏 

※この記事は月刊正論2月号から転載しました。ご購入はこちらへ。

 2015年12月5日、映画『海難1890』が封切られた。

 私は土曜日朝の8時40分からの最初の回を観に行った。それは、私にとって、「待ちに待った公開」だったからだ。

 日本とトルコの友好125周年を記念して、両国の合作で制作された『海難1890』は、1890(明治23)年に起こったトルコ軍艦「エルトゥールル号」の遭難事件と、その95年後のイラン・イラク戦争におけるテヘランからの邦人救出劇を描いたものである。

 私は“邦人救出”をテーマに、2015年11月、この二つの事件と、さらに「湾岸戦争(1990年)」「イエメン内戦(1994年)」「リビア動乱(2011年)」を取り上げたノンフィクション『日本、遥かなり』(PHP)を上梓している。

 これらの出来事の中で、窮地に陥り、日本という国から見捨てられ、かろうじて「生」を保った在留邦人たちの姿と怒りを実名証言で描かせてもらった。私は自分自身が取材した出来事を、映画が「どう表現しているのか」を知りたくて、早朝から映画館に出かけていったのである。

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