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【乳がんと闘う】乳房再建術はここまできた! 人工乳房、インプラントも保険適用 メリットとリスクは?

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【乳がんと闘う】
乳房再建術はここまできた! 人工乳房、インプラントも保険適用 メリットとリスクは?

 昨年、タレントの北斗晶さん(48)の闘病で注目された乳がん。日本では約6万人の患者がいるとされる。近年はがんを取り除くために乳房の摘出手術を受けた後、人工乳房(インプラント)を入れる再建術も保険適用となり、乳房を無理に温存せず、「全摘出+再建術」を選ぶ患者が増えている。現状と課題などを専門医に聞いた。(戸谷真美)

女性の喪失感に配慮

 乳房再建を専門的に行っているブレストサージャリークリニック(東京都港区)には、全国から1日40~50人の患者が相談に訪れる。愛知県から来た女性は「主治医から自家組織での再建を何度も勧められるが不安だ」と訴えた。

 日本の医療現場では長年、乳がんそのものの治療に重点が置かれ、乳房再建にまで目が行き届かない面もあった。だが、乳房を失う女性の喪失感や温泉を楽しめないといった生活の不便さなどが配慮されるようになり、患者自身の背中やおなかの筋肉、脂肪などを移植して乳房をつくる自家組織による再建が平成18年、健康保険の適用対象となった。

 自家組織による再建は血の通った乳房ができる一方、背中やおなかにも傷痕やへこみができてしまうなど患者の肉体的・精神的負担が大きいという課題があった。こうした中、自由診療だったインプラントの改良が進み、25年から人工乳房による再建も保険適用になった。

 同クリニックの岩平佳子院長によると、自費で100万円以上かかっていた治療費のハードルが下がり、人工乳房を選ぶ人が増えているという。

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