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【朴槿恵政権との500日】加藤達也・前ソウル支局長の手記~ソウル地裁法廷に充満した異様な空気…検事の手は震えていた

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【朴槿恵政権との500日】
加藤達也・前ソウル支局長の手記~ソウル地裁法廷に充満した異様な空気…検事の手は震えていた

韓国のソウル中央地裁に入る加藤達也前ソウル支局長=12月17日(撮影・納冨康)

 やがて書類の束を1メートルほど積み上げたショッピングカートを重そうに引きながら男性が廷内に現れ、検事の机の上に束を次々にドン、ドンと音を立てておいていった。男性は検察関係者と何事かやり取りすると、机上の書束をまたカートに載せ、机には厚さ20センチほどの書類を1部だけ残して出ていった。

 隣の弁護士が私の耳元にささやいた。「あれは虚勢、はったりですよ。検察はこれだけ調べた。被告を有罪にするから覚悟しろというパフォーマンスです」

 相手を内面から揺さぶる心理戦が既に始まっているのかと感心したが、開廷後、検察による起訴事実の読み上げが始まると、今度は検察の虚勢が崩れていくのを目撃した。

 検察側の筆頭を務めたのは高泌亨(コ・ピルヒョン)検事だった。高検事はソウル中央地検刑事第1部に所属し、私に対する告発を受理して捜査を担当してきた。

 韓国検察にも法廷での立証を担当する公判部があるが、重要事件の場合は取り調べ検事が身分をそのままに、法廷に出てくることがあるという。

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