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【朴槿恵政権との500日】加藤達也・前ソウル支局長の手記~ソウル地裁法廷に充満した異様な空気…検事の手は震えていた

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【朴槿恵政権との500日】
加藤達也・前ソウル支局長の手記~ソウル地裁法廷に充満した異様な空気…検事の手は震えていた

韓国のソウル中央地裁に入る加藤達也前ソウル支局長=12月17日(撮影・納冨康)

 ソウル支局長として滞在していた韓国で、インターネット上に掲載したコラムが朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を毀損(きそん)したとして私は、起訴された。「容疑者」「被告人」から無罪に至る500日間、特派員として朴政権と韓国検察を見続けた。そこには自ら泥沼の中にはまり込み、もがいている韓国の姿があった。

 22日夕、東京・大手町の産経新聞編集局で、韓国の検察当局がソウル中央地裁の無罪判決を受け入れて控訴を断念したという一報を聞いたとき、まず浮かんだのは喜びの感情ではなかった。その5日前の17日、判決を受けてほっとしたのとは対照的な思いだった。無罪確定を受けて思い浮かんだのは、1年以上前の2014年11月27日、ソウル中央地裁の初公判の法廷での光景だった。

 その日午前10時前、私は裁判官のひな壇と向かい合うように配置された長い腰掛けに弁護士と並んで座り、判事団の入廷を緊張しながら待っていた。

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